2014年5月10日 (土)

消滅可能性都市

ピーター・ドラッカーは著書「ネクスト・ソサエティ」のなかで、

「21世紀の最大の不安定化要因は人口の構造変化である。

ただし、先進国における最大の問題は高齢化ではない。少子化のほうである。」

と述べている。

日本の人口ピラミッドの実績と予測を見てみよう。

Photo

↑クリック(gifアニメーション)

5年単位で動いているにもかかわらず

急激な変化があることに驚く。

1年1年では変化が感じられなくても

実は少子化という大きな流れは間違いなく進んでいる。

茹でガエルの法則。

だからドラッカーも同様のことを、色々な著書で警告している。

それは少子化は日本だけの問題ではなく、先進国共通の問題で、

数十年後は東南アジアの国々の問題でもあるからなのだ。

最近新しい予測も出た。

産業界や学界の有識者らで国のあり方を議論する

「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が出した

消滅可能性都市のリストだ。

http://www.policycouncil.jp/pdf/prop03/prop03_2_1.pdf

これは子どもを産む人の大多数を占める20~39歳の女性人口の

2040年での減少率を予測して減少率50%以上の都市を

自治体が維持できなくなる消滅可能性都市として警告している。

上のピラミッドを予測した国立人口問題研究所では、

地方から大都市に毎年約6万~8万人の流出は

2020年に落ち着くとしているが、

日本創成会議は6万~8万人の流出が将来も続くと仮定し、計算をし直している。

私は生活が豊かになって、子供にお金をかけるようになり、

だんだん社会が少子化になっていくのは、

有限な地球の資源を食いつぶさないように

神の手が働いているように思えてならない。

あるいは、増えすぎた人類が地球環境に影響をあたえるようになって、

異常気象が人類の潜在的な意識に、不安感を与えた結果なのかもしれない。

つまり地球の資源を浪費する持続不可能な生き方を変えない限り、

人口は減っていくのではないかと考えている。

少子化は、きっと生き物の種の保存の本能なのだ。

だから米国のように移民を受け入れて、

出生率の高い外国人を受け入れても、それはきっと一時的で、

長いスパンでは人口は減っていくだろう。

またいくら政策でお金をバラまいても

出生率は上がらないだろう。

心から子供の代、孫の代までの

持続可能で安心な社会を築くまでは

出生率は上がらないのではないかと思っている。

あるいは全く逆に種の滅亡の危機になれば

また出生率は上がるのかもしれないけれど...

 

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2014年2月17日 (月)

インドネシアの結婚式

ジャカルタでインドネシアの現地法人の

営業幹部の結婚式があったので出席してきた。

インドネシアの結婚式は過去に3回出席していて

20年前(華僑、ヒルトンホテル)

15年前(スマラン、イスラム式)

10年前(ジャカルタ、イスラム式+パーティ)

今回は4回目だが豪華な結婚式で隔世の感があった。

インドネシアの人口の70%はイスラム教だが

15%キリスト教徒もいる。

今回はキリスト式の結婚式だった。

:1日目

Img_0877

新婦の家に、新郎の家族がもらいうけに行く儀式。

写真の様に家の外に幕を張ったスペースで

新郎父、新婦父の挨拶があって親族紹介が行われる。

新郎がお礼の挨拶の後、

新婦が「お父さんお母さん今まで育ててくれてありがとう...]

というようなことを家の中からマイクを使って泣きながら言う。

その後、女性だけが、新婦を見に家の中に入っていった。

男性達は今日は新婦を見られないのだという。

儀式は1時間半続いた。

:2日目 結婚式

午前中教会で結婚式

生の合唱隊が聖歌を歌ってた。

 

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神父の衣装は洋風だが、

新郎・新婦・親族の衣装は伝統的なインドネシアスタイル。

儀式はたっぷり2時間はかかった。

:2日目 パーティ

タマンミニのジャワ民族の家を借り切ってパーティ

ケータリングの食事がたっぷりと用意され、

お客も1000人は来ていただろう。

Dscf0319

Img_0887

タマンミニはインドネシアの各民族の

古式ゆかしい伝統建築を再現したテーマーパークだが

最近はその民族の家を結婚式のパーティで使うことが多いらしい。

インドネシアはジャワ島人はジャワ島人同士、

スマトラ島人はスマトラ島人同士、

スラウェシ島人はスラウェシ島人同士

結婚することが多い。

各島で文化が違うので、島が違うとうまくいかないらしい。

今回の結婚式を通して

当社のような中小企業の社員でも

こんなにりっぱな式をあげられるようになったと驚いた。

またインドネシアの伝統に則った

昔からの儀式に忠実に行われていると感じた。

そういえばジルバブ(イスラムの女性が頭にかぶる布)

をかぶる女性も最近増えてきている気がする。

自国の経済成長に自信を持ち、

伝統に回帰するインドネシアの国民意識を感じた。

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2013年6月19日 (水)

ホームヘルパー2級取得

東日本大震災の後、思うところがあって

介護のホームヘルパー2級の資格を取得した。

私の受講したN社のホームヘルパー2級のコースは

8日間のスクーリングと

デイサービスの実習が1日

グループホームでの実習が2日間

訪問介護の実習が2回という内容だった。

8回のスクーリングも

自立支援という介護保険の理念を良く理解できたし、

受講生同士で行う介護実技もためになった。

しかしハイライトは実際の介護の現場で行われる実習だった。

自分は誤解していて大変恥ずかしいのだが、

介護の現場は介護保険で収入が限定されるので賃金が安く、

たとえ若い人がいてもモチベーションの低い現場ではないかと懸念していたのだが、

そんなことは全く無かった。

実際の介護の現場は若い人達が多く

熱意を持って介護という新しい仕事に取り組んでいる若者が多かった。

(同じ介護業界に転職したいという話はよく聞いた。)

少子化・核家族化で人間関係の薄い若者が多い世の中で

そこにはお年寄りと若者の濃密なコミュニケーションがあった。

若い人にインタビューすると、やりがいがあるし

仕事はとても楽しいと言う声が多かった。

福祉予算は今後増大し介護保険も要介護重度の人に重点的に配分されたり、

本人負担率の引き上げ(現在は1割)もあるのかもしれないが、

介護で働く人たちの報酬は、その仕事の大変さを考慮して

もう少し報酬がもらえても良いのではないかと正直思った。

(介護保険料率を上げるのか、本人負担率を上げるのかは難しいところだが)

また私の全くの偏見であったのは、

地域密着型と言いながら認知症の利用者が共同で暮らすグループホームは

認知症者の隔離なのではないかと思っていて、

住み慣れた自宅での介護が理想ではないのかと思っていたが、

実際グループホームで実習してみて、

ご夫婦両方が認知症で入られているケースを見たり、

一人暮らしよりはグループで暮らす方が良い点も知り、

グループホームの必要性も良く理解できた。

利用者の「ご飯は一人で食べるとおいしくないよ」という言葉が印象的だった。

この4月以降ホームヘルパー2級は介護初任者研修になり

介護現場の実習が無くなるのは非常に残念なことだ。

(個人情報の問題で実習の受け入れ先が少ないという話も聞いた。)

今回の実習は私にとって本当に良い経験になった。

将来自分がお世話になるかも知れない道、誰でも知っておいて損はないはず。

自治体が窓口になって介護ボランティアを募集しているところも多いと思う

資格がなくても是非一度、介護ボランティアの体験をお勧めしたい。

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2012年3月30日 (金)

NHKカーネーション

NHKの朝の連続テレビ小説
カーネーションを見ていた。
http://www9.nhk.or.jp/carnation/

物語はコシノ三姉妹の母で
自分もファッシヨンデザイナーの
小篠綾子氏の生涯。

NHK朝ドラを見るのは20年ぶり以上なのだが
とても良かった。

特に記憶に残っている
晩年の小篠綾子氏のセリフに
こんなものがある。

”ウチが何かをして成功したときは、
必ず自分やのうて相手のためを思うてしたときなんです。
欲かいて自分のためにしたときは全部失敗しました。
そら見事に(笑)”

この不思議な原則は長く経営に携わったことがある人なら
誰でも少なからず感じていることなのではないかと思う。

クリスチャンでもある小篠綾子氏は
”与うるは受くるよりも幸いなり”という
聖書の言葉を引き合いに出しているが

イエスの言葉であれ、
ブッダの言葉であれ、
根底に流れている法則は同じであって

”情けは他人の為ならず”
他人の為を思ってやったことは
結果的に自分を豊かにするという
人生の最も重要な法則を言っているのだと思う。

自分も50歳に近づいて
ようやっと(見事に失敗を繰り返しながら)
それが解るようになってきた。


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2011年7月19日 (火)

日本人のDNA

最近のDNAの研究では
親が受けたストレスが
DNA配列の変化を伴わずに(突然変異ではなく)
DNAに対する化学的な修飾(エピジェネティクス)として
子供に遺伝していくことが解ってきている。

http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2011/110624/detail.html

だとすれば大東亜戦争の敗戦の記憶も
大きなストレスとして
戦後生まれの日本人のDNAには刻み込まれているはずだ。

戦後生まれの日本人の
抑制された攻撃性や
欧米の文化に対する盲目的な崇拝も
DNAに刻まれているとしたら理解も出来る。

僕の父親は明治生まれで
父親が55歳の時に生まれた遅い子供であった。
父は目が悪かったために
戦中は徴兵されなかったそうだ。

もしかしたらそういうことが
関係しているのかもしれないが
自分はそうした戦後の日本人の
アイデンティティに同化できずに
日本人であることが嫌で
日本人であることよりアジア人として
生きようとずっと思っていた。

しかし今回、東日本大震災を経験して
電車が止まり、車で自宅まで帰ろうとしたが
途中で車は大渋滞で動かなくなり
車を乗り捨てて、深夜自宅まで歩いて帰った。
歩道を歩く大勢の日本人は誰一人として文句を言わず。
もちろん暴動や争いもなく
整然と夜道を規律正しく歩いていた。

翌日からTVで津波による大きな被害が
だんだん明らかになった。
しかし泣き叫ぶ日本人は画面の中には居なかった。
皆、この震災を受け止めて苦難に耐えて
地域が協力して復興しようとしていた。

今回の震災を経験して
僕は初めて日本人であることに誇りをもち
日本人に生まれて良かったと思った。

我々日本人のDNAには
日本民族の記憶がDNAの情報として記録されていて
震災のような非常時に、そのDNAは発現するのだと思う。

それは地震の多い島国に生きて
津波や噴火の自然災害に
たびたび見舞われても耐えて、
それでもこの島で生きていくために
個人の我を捨てて、集団の規律を優先したのが
日本民族のDNAなのだと思う。

なでしこJAPANの戦いぶりにも
日本人のDNAを感じてしまったのは
僕だけではないだろう。

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2011年4月17日 (日)

日本はこう変わる

高島康司氏の「日本はこう変わる」を読んだ。

マヤ文明のマヤカレンダーによる未来予測を紹介している。

マヤ文明は天文や暦をはじめ高度な文明を有していたとされる。

本書は研究者であるコルマン博士のコルマンインデックスの紹介を中心に

日本の未来を予測している。

この手の本をオカルトだとして一笑に付してしまうのは簡単だが

この本の出版の後、

2011年3月9日にマヤカレンダーの最終段階である

第九サイクルがスタートして、

その2日後に東日本大震災が起こっている。

第九サイクルは人類の意識の進化が完成する段階とされている。

最も古いものは164億年にスタートした九つのマヤカレンダーの

第九サイクルは最後のカレンダーで

九つのカレンダーはすべて2011年10月28日に終了する。

九つのカレンダーはだんだん期間が短くなっており

第九サイクルは2011年3月9日から10月28日の間に

時間の流れが加速して劇的な変化が起きるとされている。

コルマン博士は今後、

経済成長の存在しない新しい経済システムが出現するという。

これは金融市場が巨大になりすぎた結果

ドル・ユーロの崩壊が起きて

金融市場が崩壊するのではないかという

僕の経営的な皮膚感覚と一致する。

またコルマン博士は今後

人類の意識の進化が進み

物質的な豊かさを無限に求める必要がなくなり

過去5000年人類が経験したことのない

持続可能な経済への移行が起こるとしている。

東日本大震災後、僕の心に生まれたイメージは

このような移行とよく一致する。

実際ににどうなるかはどうかは別としても

この先の見えない世界に

希望の持てる本であると思った。

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2011年4月 6日 (水)

日本の希望と新しいパラダイム

余震に怯えながら
メルトダウンによる再臨界の恐怖で
眠れなかった一夜は
僕の考え方をすっかり変えてしまった。

村上龍氏がニューヨーク・タイムズへ
震災に関して寄稿している
http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2581/
これが載ったのが3月16日だから
改めて村上氏の本質を見抜く力に敬服する。

ここで村上氏は
***********************
だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。
大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。
だが、富に心を奪われていた我々のなかに
希望の種を植え付けた。だから私は信じていく。
***********************
と結んでいる。

この希望について少し考えてみようと思う。

日本は敗戦後の焼け野原の中で
国民が一丸となって
経済的な復興をめざした。
その過程では効率が最優先され
より便利な生活を国民は求めた。
そして日本の経済復興は
米国の政策に適ったこともあって
大成功を収めて
日本は世界第2位の経済大国になった。
しかし豊かになってしまった日本に目標は希薄になり
便利な生活も十分に便利になってしまった。

しかも経済の高度成長には限界があり
日本の経済成長は止まった。
そして価値を置いていた経済の分野で新興国に追いつかれ
金融危機や円高に理不尽に巻き込まれ
震災前の日本は閉塞感に満ちていたと思う。

しかし今回の震災で多くの日本人は気付いたはずだ
本当に大事なのはGDPや行き過ぎた便利さではなく
自然の脅威に怯えることがなく、安心して安全に暮らせる社会であったと。

それは、グロバール化やTPPと全く違った方向なのだと思う
再生可能なエネルギーで小さな地域社会が共生していくような
持続可能な閉じた文明。
少し不便で物質的には豊かではないが
安全で安心な社会。

折りしも星回りは
海王星が13年ぶりに水瓶座から魚座に移動しつつあり
インターネット時代から精神性の時代への変化を象徴し
7年ぶりにブレイクスルーの星である天王星が
スタートを意味する牡羊座に移動した。
なにか新しいパラダイムが始まっている予感がする。

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2011年3月28日 (月)

大震災が日本人を変える

佐賀から更新

生物の進化は新天地を求めて

積極的に行われたわけではなく

逆境に置かれ、存続の危機におかれた種が

新しい環境に適応する機能を獲得したということだ。

人間の自我も同様に

自我は作り物であるために

壊れやすい性質であるから

普段は防衛本能で自我を守っているが

その自我を作り変えなければいけないような

窮した状況に追い込まれて初めて

自我は壊され再構築される。

だんだんと景気が悪化し

世界の中で取り残されていくような閉塞感が満ち

かといって平和で飢えもない生活のなか

知らず知らずのうちに茹でガエルに

なるところであった日本人に

今回の大震災は本当に悲惨で痛ましいことであったたけれど

何がしかのショックを与えたことは事実だ。

大自然の脅威の前に人間は無力であり

科学技術は万能ではなく

それどころか行き過ぎた科学技術は人間に牙を向いた。

核家族化が進み、グロバール社会と言われたが、

本当に困ったときに頼りになるのは地域社会の協力で

結局、人のつながりだった。

日本人は変わる、いや変わらずには居られないのだ、

その変わる方向は、

実はこれから世界もめざすべき方向なのだと思う。

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2010年8月13日 (金)

Wii Fitで減量

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Wii Fitを使って”毎日体重を測る減量”を始めて1年半の結果

目標の72kgを達成し20歳代の体重に戻った。

ウエストは80cmになってメタボを脱出した。

毎朝2kgx2のダンベルを持って4kmを40分で歩いて落とした。

もともと太りやすい体質なので

年末年始に4kgリバウンドしたが

それでも続けられたのは

Wii Fitで体重をつけていたからだと思う。

75kg付近で壁に突き当たり

代謝が加齢で落ちているんだから

摂取量を落とさなければと思い

昼食は野菜ジュースとおにぎり1個に切り替え落とした。

体が軽くなり、体調も良く、歩くのが苦でなくなった。

今後も”毎日体重を測る減量”続けて、この体重をキープしたいと思う。

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2010年1月18日 (月)

宇宙と自分

自分は宇宙の一部であって、

宇宙と自分は、つながっている。

すべての人も生き物も、

宇宙と、つながっているわけだから、

実はみんな、つながっている。

意味の無い偶然の一致は無く、

すべての事象に意味がこもっている。

すべてのタイミングは、

覚悟の準備が出来た者にだけ訪れ、

無意識はすべてを悟っている。

それらが生命そのものであって。

宇宙を動かしているエネルギーだと。

古今東西、色々な宗教で言われていたことが、

最近ようやく、ぼんやりとであるが、

実感として感じられるようになってきた。

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