インドネシアの結婚式
ジャカルタでインドネシアの現地法人の
営業幹部の結婚式があったので出席してきた。
インドネシアの結婚式は過去に3回出席していて
20年前(華僑、ヒルトンホテル)
15年前(スマラン、イスラム式)
10年前(ジャカルタ、イスラム式+パーティ)
今回は4回目だが豪華な結婚式で隔世の感があった。
インドネシアの人口の70%はイスラム教だが
15%キリスト教徒もいる。
今回はキリスト式の結婚式だった。
:1日目
新婦の家に、新郎の家族がもらいうけに行く儀式。
写真の様に家の外に幕を張ったスペースで
新郎父、新婦父の挨拶があって親族紹介が行われる。
新郎がお礼の挨拶の後、
新婦が「お父さんお母さん今まで育ててくれてありがとう...]
というようなことを家の中からマイクを使って泣きながら言う。
その後、女性だけが、新婦を見に家の中に入っていった。
男性達は今日は新婦を見られないのだという。
儀式は1時間半続いた。
:2日目 結婚式
午前中教会で結婚式
生の合唱隊が聖歌を歌ってた。
神父の衣装は洋風だが、
新郎・新婦・親族の衣装は伝統的なインドネシアスタイル。
儀式はたっぷり2時間はかかった。
:2日目 パーティ
タマンミニのジャワ民族の家を借り切ってパーティ
ケータリングの食事がたっぷりと用意され、
お客も1000人は来ていただろう。
タマンミニはインドネシアの各民族の
古式ゆかしい伝統建築を再現したテーマーパークだが
最近はその民族の家を結婚式のパーティで使うことが多いらしい。
インドネシアはジャワ島人はジャワ島人同士、
スマトラ島人はスマトラ島人同士、
スラウェシ島人はスラウェシ島人同士
結婚することが多い。
各島で文化が違うので、島が違うとうまくいかないらしい。
今回の結婚式を通して
当社のような中小企業の社員でも
こんなにりっぱな式をあげられるようになったと驚いた。
またインドネシアの伝統に則った
昔からの儀式に忠実に行われていると感じた。
そういえばジルバブ(イスラムの女性が頭にかぶる布)
をかぶる女性も最近増えてきている気がする。
自国の経済成長に自信を持ち、
伝統に回帰するインドネシアの国民意識を感じた。
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コメント
1千人以上の招待客を招く結婚式・披露宴の費用たるや莫大な金額になると考えますが、新郎・新婦、親族はどのようにこの資金を捻出するのか気になります。
投稿: 足立 | 2014年3月 3日 (月) 15時05分
今回は新郎が日本に研修生として働いていた時
貯めた貯金をインドネシア帰国後に
土地を買っていたものを売却したようです。
確かに皆が皆、出来るレベルではまだありません。
投稿: シモムラ | 2014年3月 3日 (月) 16時06分