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2011年11月25日 (金)

福島原発事故がもたらした不信

福島原発の事故は

国民にマスコミ不信と政治不信をもたらしたと思う。

マスコミも政府もパニックを恐れて

絶対安全であることを繰り返し報道したが。

実際にはメルトダウンが起こり

危機的な状況になっていて

広範囲に高濃度の放射性物質が放出されていた。

つまり政府もマスコミも国民に事実を伝なかったということだ。

そしてその後、原発行政は過去から様々な手口で、

国民を欺いてきたことが明らかになる。

人間関係においてもそうだが

一度失った信頼関係は決してもとには戻らないものだ。

福島事故以降、新聞はその立場によって

原発に関する報道が全く異なってきた。

僕は読売新聞をやめて、東京新聞を購読するようになった。

それでも頭から東京新聞の記事を信じるのではなく

自分でニュースの背景を考えながら読むくせがついた。

twitterを流し読みしていると

若者はマスコミの報道を、

信用しなくなって来ていると強く感じる。

実に良いことだと思う。

少なくとも一昔前、1億国民が総ノンポリと呼ばれ

テレビも新聞も似たり寄ったりの報道をして

皆あまり考えもせずにいた時代よりは、よっぽどましだ。

報道というものは、絶対的な真実ではなく

何らかの方向性を持って報道されるわけで。

報道する立場によって色々な報道があるのが自然な形だ。

ネットに繋げば膨大な情報が得られる現代

自分なりに情報を取捨選択していく能力が

今、本当に必要なリテラシーなのだと思う。

政治も同様だ。

政治の根本は利益配分であって

すべての人に利益のある政策はありえない。

政治に実は、夢や希望なんてなくて

誰かに利益があれば誰かに不利益があるという

あたりまえの事実が見透かされるようになった。

TTPは米国の圧力であって

グローバル・スタンダードが強制的に導入されて

富のあるものが余計に富むシステムなのではないのかと

皆、疑っている。

そして若者は格差社会に切捨てられるのに怯えている。

政治もやりにくい(騙しにくい)時代になった。

いちど騙された人間は、もう騙されないようにと思うものなのだ。

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コメント

野田総理の「原発事故収束宣言」なるものがありました。福島県知事を始め県民はあきれてものも言えないようです。相互不信ここに極まるといった感があります。来年は「中央対地方の対立」がより一層鮮明になるような気がします。沖縄の普天間基地移転問題、橋下大阪市長の国政への挑戦、震災復興プランのゴタゴタ等、どうなるのでしょうか?

投稿: 足立 | 2011年12月28日 (水) 22時18分

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