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2011年7月

2011年7月19日 (火)

日本人のDNA

最近のDNAの研究では
親が受けたストレスが
DNA配列の変化を伴わずに(突然変異ではなく)
DNAに対する化学的な修飾(エピジェネティクス)として
子供に遺伝していくことが解ってきている。

http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2011/110624/detail.html

だとすれば大東亜戦争の敗戦の記憶も
大きなストレスとして
戦後生まれの日本人のDNAには刻み込まれているはずだ。

戦後生まれの日本人の
抑制された攻撃性や
欧米の文化に対する盲目的な崇拝も
DNAに刻まれているとしたら理解も出来る。

僕の父親は明治生まれで
父親が55歳の時に生まれた遅い子供であった。
父は目が悪かったために
戦中は徴兵されなかったそうだ。

もしかしたらそういうことが
関係しているのかもしれないが
自分はそうした戦後の日本人の
アイデンティティに同化できずに
日本人であることが嫌で
日本人であることよりアジア人として
生きようとずっと思っていた。

しかし今回、東日本大震災を経験して
電車が止まり、車で自宅まで帰ろうとしたが
途中で車は大渋滞で動かなくなり
車を乗り捨てて、深夜自宅まで歩いて帰った。
歩道を歩く大勢の日本人は誰一人として文句を言わず。
もちろん暴動や争いもなく
整然と夜道を規律正しく歩いていた。

翌日からTVで津波による大きな被害が
だんだん明らかになった。
しかし泣き叫ぶ日本人は画面の中には居なかった。
皆、この震災を受け止めて苦難に耐えて
地域が協力して復興しようとしていた。

今回の震災を経験して
僕は初めて日本人であることに誇りをもち
日本人に生まれて良かったと思った。

我々日本人のDNAには
日本民族の記憶がDNAの情報として記録されていて
震災のような非常時に、そのDNAは発現するのだと思う。

それは地震の多い島国に生きて
津波や噴火の自然災害に
たびたび見舞われても耐えて、
それでもこの島で生きていくために
個人の我を捨てて、集団の規律を優先したのが
日本民族のDNAなのだと思う。

なでしこJAPANの戦いぶりにも
日本人のDNAを感じてしまったのは
僕だけではないだろう。

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2011年7月14日 (木)

1ドル78円突入

1ドルが78円台に下落している
東日本震災後の瞬間的な円高ではなく
定着しそうな下がり方である。

FRBバーナンキ議長は昨日
QE2終了後のさらなる追加金融緩和の可能性を示唆した。
低金利政策が継続すると見込まれて
マーケットはドル安で反応した。

ムーディーズがいよいよ米国債の格下げの可能性に言及した
8月2日迄に米国債の債務上限の引き上げが可決出来ずに
一時的にでも米国債がデフォルトすれば
遠からず基軸通貨としてのドルは終わるだろう。

そうなれば世界を大混乱させると思うのだが
あまり危機感をもって日本で報道されていない。
現時点で米国債と日本国債
どっちが危ないかといえば
間違いなく米国債だ。

米国債がデフォルトはしないと信じてる人が多いのだろうが
誰もがサブプライム・ローンはデフォルトしないと思っていた時に、
ゴールドマン・サックスはサブプライム・ローンを逆張りしていて
デフォルトして利益を上げていたのを思い出して欲しい。

もう既に世界の資本家はドルや米国債から資産の軸足を移していて
その結果としての金や資源高だったのだから
日本の経営者もドルの暴落と米国債のデフォルトを想定した
リスク管理が重要なのだと思う。

ドルの暴落後の経済混乱期をしのぐ手元資金も必要だと思う
リーマンショックの時に懲りているので
当社は数ヶ月分の手元資金を持つようにしている。
日本の金利も上昇するだろうから
借入は固定金利にシフトしておくべきだろう。

ドル暴落にならないことを祈っているが
いつか通り越さないとならない壁なのかもしれない。
脱原発が福島事故を経験しなければ進まなかったように。

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2011年7月 4日 (月)

節電の夏

7月に入ったばかりなのに毎日暑い
http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html
でも電力の使用量は高くても90%程度で余力を残している。
国民・企業の節電の努力の結果だと思う。
”効率・快適・経済発展”というのが、
すべてに勝る目標だった日本社会が
戦後初めて”効率・快適・経済発展”以外の目標で
ひとつになれている気がする。
断言しても良いが、
今年の夏、電力不足による大停電は絶対に起きないし
節電の夏を乗り切った後に日本人の心には
大事な何かが残るだろう。

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