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2011年7月14日 (木)

1ドル78円突入

1ドルが78円台に下落している
東日本震災後の瞬間的な円高ではなく
定着しそうな下がり方である。

FRBバーナンキ議長は昨日
QE2終了後のさらなる追加金融緩和の可能性を示唆した。
低金利政策が継続すると見込まれて
マーケットはドル安で反応した。

ムーディーズがいよいよ米国債の格下げの可能性に言及した
8月2日迄に米国債の債務上限の引き上げが可決出来ずに
一時的にでも米国債がデフォルトすれば
遠からず基軸通貨としてのドルは終わるだろう。

そうなれば世界を大混乱させると思うのだが
あまり危機感をもって日本で報道されていない。
現時点で米国債と日本国債
どっちが危ないかといえば
間違いなく米国債だ。

米国債がデフォルトはしないと信じてる人が多いのだろうが
誰もがサブプライム・ローンはデフォルトしないと思っていた時に、
ゴールドマン・サックスはサブプライム・ローンを逆張りしていて
デフォルトして利益を上げていたのを思い出して欲しい。

もう既に世界の資本家はドルや米国債から資産の軸足を移していて
その結果としての金や資源高だったのだから
日本の経営者もドルの暴落と米国債のデフォルトを想定した
リスク管理が重要なのだと思う。

ドルの暴落後の経済混乱期をしのぐ手元資金も必要だと思う
リーマンショックの時に懲りているので
当社は数ヶ月分の手元資金を持つようにしている。
日本の金利も上昇するだろうから
借入は固定金利にシフトしておくべきだろう。

ドル暴落にならないことを祈っているが
いつか通り越さないとならない壁なのかもしれない。
脱原発が福島事故を経験しなければ進まなかったように。

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コメント

格付け会社ムーディーズの長期国債の格付けではギリシャ(Caa1)は別格としても、日本は財政危機の深刻なイタリア、スペインと同じAa2にランクされている。米国債のデフォルト騒動の原因の一つが格付け会社の「格下げ発言」と言われているのだから、震災後、政府の長期的な財政再建計画が全く見えない我が国も安閑としていられる状況ではない。それにしても、スタンダード・アンド・プアーズとかムーディーズの国際金融市場における発言力とはなんですか?

投稿: 足立 | 2011年7月15日 (金) 11時41分

米国の会社である以上、米国金融界の利益に沿った格付けをすると思います。
ギリシャの格付けを意図的に下げることは、ドル延命のためにユーロの信用を落とすという流れで理解できます。
しかし今回S&Pも米国債格下げを決めたようで、米国金融界もドルの延命をあきらめたのかもしれません、米国金融界はCDS等で米国債デフォルトをヘッジ済みで、早く逝ってもらったほうが被害が少ないのかもしれません。

投稿: シモムラ | 2011年7月15日 (金) 12時23分

ドルの延命も万策尽き、いよいよとなったら、私のようなタンス預金専門の弱小・零細投資家のとるべき道やいかに?なにもせずに事態を傍観するしかないのでしょうが、アドバイス等あれば教えてください。

投稿: 足立 | 2011年7月15日 (金) 14時34分

ドルもユーロも、どうなるか分かりませんし、かと言って円もどうなるか分かりません。人民元はもっと分からないし。新興国通貨はインフレが大きくてリスクが大きい。金はもう既に上がりきってバブルかもしれないし。株もどこまで下がるか予想がつきません。
何を信じて良いか分からない時代ですね。分散させると言うのが一番良い方法だと思いますが。
もし再生可能エネルギー法案が通ったら、ソーラパネルに投資して実家の空き地に設置して、発電事業者になるというのも夢があるのではないでしょうか。

投稿: シモムラ | 2011年7月15日 (金) 16時51分

 ソーラパネルを設置するほどのスペースが拙宅のベランダにはありません。現在、プランターでゴーヤ、朝顔を育成して、緑のカーテンを設置中です。この暑さが幸いしたのか成長著しく、直射日光遮断によるクーラーの節電とゴーヤを食用に供する健康増進効果が期待できると考えております。発電事業に乗り出すといった発想の転換には賛成です。

投稿: 足立 | 2011年7月15日 (金) 18時09分

為替は78円どころか76円台で定着しています。お見立てどうりの円高は、今後、どうなるのでしょうか?株式市場も9千円を上下しておりますが、今後、どのように推移していくのでしょうか?御見解をお聞かせください。

投稿: 足立 | 2011年8月18日 (木) 10時56分

ドル安の流れの方向は変わることは無いと思います。
ただドル(米国債)を延命させようとする勢力もまだあるようで。米株安を演出したり、ユーロを攻撃して延命を図っています。
ドルに引導を渡すのは中国のようです。中国が人民元のドルリンクをやめたり、手持ちの米国債を売ったり、米国債を今後買わないことを宣言すれば、それがドル基軸通貨の最期となるでしょう。

投稿: シモムラ | 2011年8月18日 (木) 16時35分

ドルが暴落してG20が主導する、複数の通貨のバスケット制に移行しると思われます。
そこに至るまでは経済の大混乱になると思いますが、現在、日本の対米輸出は日本の輸出の20%以下で対中輸出より少ないです。
その混乱期をどうにか凌げれば日本もどうにかなると思います

投稿: シモムラ | 2011年8月18日 (木) 16時50分

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